2011年07月17日

高等学校学習指導要領 第1節 萌学

高等学校学習指導要領 第1節 萌学


第1款 目標


多様化が進展する萌文化の構成員として、幅広い知識を身につけ、萌えに対する本質的理解を深めるとともに、一般社会の構成員たるオタクとしての自覚を育成し、“社会から認知された存在”としてのオタクキャリア発展を考えうる下地を養う。


第2款 各科目


第1 萌学B

1 目標

 萌えについてオタク的立場及び一般社会的立場の双方から適切な理解を深めるとともに、日々変化する萌えに対して積極的に自ら考える姿勢を育成する。また萌えに対する知識を広く備え、多様化する萌えを受け入れる下地を作るとともに、萌えを形成する主体性を育てる。


2 内容

(1)萌えを取り巻く社会
 一般社会から見た萌えの立ち位置という視点を導入し、オタクへの客観的な視点を身に付けさせる。萌えの置かれている環境を理解した上で、主体的に社会との関わりについて考えさせる。
(2)萌えへの歴史
 萌えという言葉が確立する以前のオタクサブカル史について通史的に扱う。我が国のコンテンツ文化の発展並びにオタクというカテゴリーが形成されてきた経緯や大きな影響を与えた作品について把握させる。
(3)萌学の世界
 萌えを体系的に学ぶ上で前提となる基本的な概念及び用語について理解させ、萌えに対する学術的理解という行為に対する興味・関心を高める。
ア 萌えとは何か?
 萌えについての学術的理解の導入として必要な諸概念について理解させる。萌えの拡大している現状及び対立なき萌えの原則について扱う。
イ 萌えの覚醒
 オタクは萌えをどのように獲得するのかということを扱う。萌え
ウ マクロ萌学
 萌えに関する理論のうち、経済モデルを援用して萌えの増減を説明するマクロ萌学の考え方を把握させる。さらにマクロ萌学の説明が2000年ころを境として起こった萌えの商業化と符合することを理解させ、萌えの理論的理解についての興味・関心を高める。
(4)萌えの発展
 萌えという言葉で括られる範囲についての関心を高め、萌えが通用するコミュニティについて考察させる。
ア 萌文化の形成
 萌えという言葉の黎明期から現在の隆盛に至る流れについて把握させる。萌えの起源説、PC・インターネットコミュニティとの連携、同人作品における萌えの普及、メディアミックス及び深夜アニメの増加について理解を深め、総称して萌文化と呼ばれるコミュニティが形成に至る経緯について理解させる。
イ 萌文化の発達
 オタクや萌えに関するコミュニティのあり方について把握させる。従来閉鎖的であった萌文化圏が開放に向かいつつあることを理解させ、一般社会の眼に触れる機会の代表例として痛車とメイド喫茶が与えた社会への効果について考察させる。
(5)萌えの機能
 萌えの機能や性質について理論面から把握させる。萌えの構造を分析することを通じて、萌えを得るための仕組みについて理解させる。
ア 萌え要素
 萌え要素を項目別に分類し、外見、環境・立場、行為の各々の面の特性について把握し、同時に萌え要素の限界について理解させる。
イ 萌え属性
 萌えの発信機能である萌え要素に対して、萌えの受信機能である萌え属性の概念を理解させる。
ウ 萌えアーキテクチャ
 萌えの機能を盛り込んだキャラクターを創り上げる上で、萌えの各機能を具体的に盛り込む萌えアーキテクチャの概念について理解させる。
(6)様々な萌え
 具体化像としての萌えの類型について代表例を取り上げ、類型の確立した経緯や手法、特性について把握させ、萌えの体系的学習を行う上で必要なスキルの向上を図る。幼女、ショタ、BL及び主要な類型を取り上げ、萌えの多様性と関連させて考察させる。



3 内容の取り扱い
(1)内容の全体にわたって、次の事項に配慮するものとする。
ア 萌えの多様性を尊重し、特定の要素に偏らず萌えを巡る普遍的かつ俯瞰的内容を取り上げること。
イ 生徒が主体的に萌えについて考える導入としての内容を精選し、細かな事象や高度な事項・事柄には深入りしないこと。また、客観的な資料と関連させ、萌えの諸課題について考察させると共に、萌えについて公正かつ客観的な見方や考え方を深めること。
ウ 一般社会と萌文化圏の差異について充分理解させ、一般社会と萌えの共生を図る態度を育成させること
(2)内容の取り扱いにあたっては、次の事項に配慮すること
ア 内容の(1)について萌えのみならず鉄道やアイドルなど隣接するオタクジャンルについても取扱い、サブカルチャーと一般社会の対比を行うこと。サブカルチャーもまた広い範囲で一般社会を構成する一部分であることに留意すること。
イ 内容の(2)については、内容の(4)アに繋がる内容として、体系的な指導計画を作成すること。
ウ 内容の(6)については、男性向けの類型並びに女性向けの類型の両方を取り上げ、萌えについての一般教養として必要な知識の育成に留意すること。類型についての順序付けを行わず平等に扱い、萌えの類型として等しい価値があることを認識させること。





第3款 各科目における内容の取り扱い


(1)萌えの実例を用いた指導にあたっては、著作権上の配慮を心がけると共に、権利に対する意識を持ち指導計画の作成にあたること。
(2)情報通信ネットワーク上の言説を安易に肯定せず、広い知識を身に付けた上で生徒が主体的に判断する態度の育成を図ること。
(3)一般社会の存在を前提とする萌え社会のあり方の視座を常に意識させ、萌え全体の不透明性を薄めるよう留意すること。
(4)情報社会に適合しうるネットリテラシー育成の観点を意識し、指導にあたること。
指導者の主観の押し付けにならぬように配慮を行い、作品・キャラクターに対する過度な批評に踏み入らないこと。
posted by 東村氏 at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 主張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

高等学校学習指導要領 萌学編

以下の内容は、平成23年に策定される高等学校学習指導要領 萌学編の一部の抜粋である。萌学Bは、本指導要領に準じた構成とすることが望ましい。


第2節 萌学科の目標





多様化が進展する萌文化の構成員として、幅広い知識を身につけ、萌えに対する本質的理解を深めるとともに、一般社会の構成員たるオタクとしての自覚を育成し、“社会から認知された存在”としてのオタクキャリア発展を考えうる下地を養う。





 今回の改訂において教科目標については、二訂版までのオタクとしての幅広い視野に加えて、一般社会で生活するオタク市民という点が付加されたことから、内容を一新している。
 目標は次の各部分から構成されている。
 第1の「多様化が進展する萌文化の構成員」という部分は、日々新しい萌えが提唱される中で、萌えに生じた新しい解釈に対して偏見を持たずに一見解として受け入れる態度を意味するものである。例え萌えとして提示されたものが自分の趣味趣向と合わないものであっても、多様な萌えのあり方として、その存在を尊重出来る価値観を育てることが求められている。
 第2の「幅広い知識を身につけ、萌えに対する本質的理解を深める」とは、オタクとして萌えに対する深い認識を育成すること指している。オタクである以上は民間一般人以上に萌え及び萌え文化に対する深い造詣が求められる。この社会的要求に応えうる学習機会を提供するとともに、オタクは萌えに関するプロフェッショナルであるという意識を培い、萌えに対する興味関心を持続させ、主体的に広く萌えについて考える姿勢を育てることを意味している。
 第3の「一般社会からの構成員としての自覚を育成し、“社会から認知された存在”としてのオタクキャリア発展を考えうる下地を養う。」というところは、萌えという言葉が広く認知を得、オタクという生き方が社会から許容されつつある現代においてオタクとしての内向きの視点もさることながら、一般社会に生活基盤を置く一公民としてのあり方と、タク趣味を両立させるために、生徒にオタク社会の外という視座や考え方を培うことを指している。
 この部分は今回の改訂の核となる点であり、一般民間層とオタクの間にあるギャップや社会からオタクに対する偏見が存在するという現実を理解させることを目標としている。外からの視線を常に意識させ、日常生活とオタク生活の両立を図ることの重要性について理解させることを狙いとしている。生徒のオタクとしてのキャリアを形成する上で、萌えについての高度な知識を習得すると同時に日常生活を確固たるものとし、オタクの社会的地位について主体的に考察出来る能力の実現をすることで、趣味生活の一層の質的向上を実現する素養を育成することを主眼としている。
 「萌学」とは単なる萌えの解釈に留まらず、社会を構成する一市民としての立場から、萌えについてのイメージと実態のギャップを生徒自身の行動や選択を通じて縮めていく為に必要な見方や考え方に踏み込んだ教科であり、またオタクとして深い造詣を有することで萌えについて確固たる見識を備え、公私の両面において充実した生活を実現する基本的能力を視野に入れた教科である。


posted by 東村氏 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 主張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月17日

悲惨倶楽部

【プロローグ】


それが、明らかになったのは、全てが終わる頃だった。
悔やんでも悔やみきれない。
もっと私がしっかりと彼女の心をつなぎ止めていれば、もしかすると防げてたのかもしれない。


………まだ諦めきれない。

時計を見ると、まだ長針が真下を、短針は水平から少しだけ下を向いていた。
日が落ちるまではまだ時間がある。
こういう時、蓮子がいれば時計をみるなんて―――――

……行こう。


どこに行けばいいかなんてわからない。でも私は動かないといけない。
とりあえず格好だけ整えて、私は外へ飛び出した。




悲惨倶楽部 ~Double plus ungood Solutions~


【1】

数日前のことだった。
私は秘封倶楽部の活動をすすめるべく、宇佐見蓮子の元を訪れていた。
トレードマークの帽子に、いつも身につけているバッグ。
そして見慣れない名刺入れ。

無意識のうちに蓮子の持ち物をチェックしていた私は、新しいアイテムに興味を示した。
「ねぇ蓮子、名刺入れなんて新調したの? 中に入れる名刺もないのに」
「ああ、これね。これは必要が生じたから手に入れたのよ。メリーにもそろそろ話してもいい頃合ね」

なぜだろう、私は蓮子がとても良くないことを口走る気がしてならなかった。
蓮子は名刺入れの中から1枚の名刺を抜き出した。
シンプルなデザインの名刺はどこにでもあるようなものだった。
強いて違和感があるとすると、真ん中ある宇佐見蓮子の名前と、左上にある私が見たことのないロゴが1枚の紙に収まっていることだろうか?

「メリー、あなたはこのロゴに見覚えはあるかしら?」
蓮子が指差す先にはUPFGという見たことのないアルファベットが並んでいる。
「ゆー、ぴー、えふ、じー?」
「そう、UPFG。私はね、この組織の一員となったのよ。もうただの学生じゃない。私はUPFGの京都支店長に任じられたの!」

ああ。蓮子は頭をお病みなってしまったのだろうか?
私が助けないと。
うん、これは秘封倶楽部にとっての異変だ。

前のめりになって名刺に書かれた謎の組織についての話を始めかけた蓮子の目の前に指を突きつけ、話を制した。




この後いろんな展開がある。




中略
posted by 東村氏 at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 妄想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月02日

非常勤講師の解任について

昨日、小職の早大非常勤講師就任についてご報告申し上げましたが、本日急遽大学より解任するとの連絡を頂戴しました。

小職の性癖が基準値を大きく超える値をたたき出したことが原因と見られます。
ご期待の皆様には大変申し訳ありませんが、この度の不祥事を受け、今後は北海道名寄市の親戚を訪ねて農業に勤しみたく考えております。

全ては白紙となりました。

ごきげんよう。さようなら。
posted by 東村氏 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妄想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。