2009年12月08日

無限さん第壱話

かの人の本名など、もはや誰も覚えてゐないが、無限さんと言えば、大概の人に通じてしまふのがまさに人徳であると言へるだらう。
だうして無限さんなどと言ふ珍妙なる呼ばれ方が始まつたのか、それは歴史を紐解かねば分からぬ昔のことであるが、今も確かに無限さんは無限さんとして、大阪の片隅にゐるのである。


第壱話 無限さんのお昼休み

無限さんは會社員である。今風に言ふ処のサラリィマンである。無限さんの勤務は案外厳しい。朝は日の昇る前から家を出て、終電に乗つて家に帰れればまだまだ早ひ方で、時には會社に泊まることも屡々だ。無論泊まりの時は徹夜で働く。
無限さんを知る人は、無限勤労と之を呼ぶ。
だうして彼は働くのか? それは金のためである。
一晩勤労すると、無限さんは残業手当なる賃金をせしめることとなる。かうして稼いだ金は、概ねその日のうちにどこかへと消えてしまう。

無限さんの昼休みは短い。それは無限さんの勤労はまさに無限に続くものであり、上司や同僚が和気藹々とランチへと連れ立つてゐくなかで、一人黙々と勤労を続け昼休みが終わる最後の15分で、虎穴と称す本屋へと急ぐのだ。
大阪の驛の地下に広がる商店街を駆け抜けると極彩色の虎穴が或る。
虎穴には薄い本が所狭しと並んでいるのを、手当たり次第に買ひ求めるのが無限さんの平日の唯一の愉しみなのだ。

無限さんの午後は忙しひ。
上司や同僚の目を盗み、虎穴で買い求めた本をコソゝと読み漁るのだ。本の薄さを生かし、ファイルを見てゐる振りをして、ニヨニヨとした笑を浮かべながら、不審に思はれつつも、中身を読みといてゐく。時にはサァバァの様子を見に行くと称し、誰も近づかない倉庫の中でニヨニヨとするのである。

おほよそ全ての本を読み終わる頃、上司や同僚が家路につく中、「嗚呼忙しひ忙しひ」と呟きながらインタァネツトでにちやんねるを見るのが日課である。

かうしてゐるうちに嗚呼気が付けば今日も終電だ。無限さんは机の上に鎮座するフヰギユアのランカちやんに向かつてキラツと挨拶をすると、職場を一人で去るのだ。


続く




posted by 東村氏 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋帝都新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月06日

冬季会期予算編成

連邦政府大蔵省は、冬季会期に向けた最終的な予算編成を実施した。以下に内容を示す。

(12月5日現在)

小銭の部
・500円硬貨 100枚(50,000円)
・100円硬貨 120枚(12.000円)

預金の部
・60,000円

債権の部
・2月発行債務残高 45,000円
・9月発行債務残高 30,000円

一般会計編入の部
・30,000円

予算総額 167,000円


支出予定
VOCALOID部門 10,000円
東方部門(音楽含む) 70,000円
企業部門 20,000円
評論部門 25,000円
鉄道部門 10,000円
けいおんライブ 10,000円
飲食諸費 12,000円
一般同人 30,000円
成年向同人(東方、ボカロ除く) 20,000円

支出計 207,000円


なお、差額40,000円についてはUPFG諸氏からの臨時国債発行にて調達を実施する。



連邦議会は本案を承認した。
与党は本案を承認した。
政府大蔵省並びに萌務省は本案を承認した。

本案の執行は閣議により決定された。

以上


解説
夏季会期から冬季にかけては、紅楼夢を初めとするイベントがいくつかあったが、全てがサークル参加であり、購入に時間が割けなかったことから、資金の流出は市場の想定ほどではなかった。

また新規ジャンルの開拓も停滞している為、東方以外の資料調達も抑制され、概ね夏季並の予算確保が可能となった。
しかし冬季ではその反動で大量の調達が見込まれており、年明け以後は生活費の計画抑制を初め、強い経済統制の実施が予想されている。
posted by 東村氏 at 12:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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