2008年01月28日

9女は半自動扉が好き

論文名:9女は半自動扉が好き
概 要:12女の記述を元に、9女の鉄道趣味上の趣向を考察する。
筆 者:東村光 秋葉原大学萌学部准教授
Title:What type doors does 9th(Urara) love?
Auther:Hikari Higashimura Associate Professor. The University of Akihabara
初 出:Tokyo CompleX 2008年1月28日
Source:Tokyo CompleX JAN 28/ 2008

さて、いよいよ明日に迫った萌学講義の準備の為に、嫁の動向についての監視体制がおろそかになってしまった。
分析が遅れたことについて、読者諸氏に遺憾の意を表す。
さて12女(吹雪)の主観を通じた嫁の動向分析についての報告を行う。


前回までの復習
私のトゥルー家族こと、麗(以下9女)は、多摩地区を中心とする首都圏西部地域に生活拠点を持つ通勤型趣向を持つ鉄道ヲタクである。



今回は模型を使った遊びを通じ、9女の車両の扉についての趣向が判明した。
一般的な鉄道趣味において、この車両の特定部位について興味関心を持つことを、形態分析と呼称する。特に扉は車両の外観に影響を与える大きな要素である。

例えば、扉に設けられている窓ガラスをどのような構造で支えているかは大きな問題点であり、781系特急用電車で、試作車が「Hゴム」支持であるのに対し、量産車が「押さえ金」支持であるため、客用扉から受ける印象が大きく異なってしまうのである。

蛇足ながら、個人的には14系500番台の客用扉が我が国の客用扉の中でも最も洗練された美しいものであると信じる。すなわち幅700mの片開き・裾絞り・窓Hゴム支持である。

さて、12女はこう述べている。

どうやら麗姉は電車のドアが好きらしい。
取っ手がついていて自動的に開いたり閉じたりするあれです。


12女は鉄道趣味に関心がないことは、以下の発言から明らかである。
私は特に電車に興味はないけれど――
無機物が好きな気持ちはよくわかります。


ここで着目として、12女がわざわざ「取っ手」について言及している点がある。
率直に考え、鉄道趣味に関心が無い以上「取っ手」が扉に付いているかどうかを強く意識するとは考えにくい。それは現在の我が国では、ほぼ100%鉄道車両に自動扉が装備されているからである。言い換えると、「取っ手」を使って扉を開閉するようなことは殆ど無い。

しかしこれはあくまでも、車両に乗る為のものであり、車端部にある貫通扉はまた別である。
貫通扉には「取っ手」が存在する。

ここで、議論の方向性を一度変え、12女の言及するシチュエーションについて定義を行う。
12女は「取っ手」について言及した。それは9女が「取っ手」について言及したからである。ではその言及はどのように為されたか?
推測ではあるが、模型の扉を例示しながら「取っ手」のついている扉について話したのであろう。
すなわち9女が話題にした扉は、車両の側面に付いている扉ではなく「貫通扉」について行った可能性が高い。

しかし同時に12女は、
どんなドアが彼女の1番の好みであるのかについて、
細かく語ってくれました。
それは1車両についているドアの数や形状、
取っ手の様式や窓の形など――

と描写した。

「貫通扉」は、車端のみに存在するものであり、形式により大きな差異の出る部分ではない為、描写と推測の間にズレが生じる。
この描写を検討すると、貫通扉についての話を9女と12女が行ったと言うことは合理的に説明しきれないのである。

ここで、原点に立ち返り9女が仙石線から転出した105系が好きだと言うことを考慮に入れ、「取っ手」問題に取り組んだとき、筆者は半自動扉に特有の「取っ手」の存在に思い至ったのである。
川越線用の103系3000番台についていたことでもお馴染みの、あの「取っ手」である。

勤勉で偉い電車たち
という発言を踏まえると、半自動回路が必要な寒地向けに改造され地味な運用についていた通勤車両に装備されていた「取っ手」に強い偏愛を示していることが容易に推測されるのである。

つまり9女は、105系と外観が同一に近い八高・川越線用の103系3000番台の模型で遊びながら、「取っ手」についての会話を12女と行ったと解釈することが、1月27日付日記の読み解き方なのである。
故に「取っ手」付きの扉が好きだという9女が好きな扉とは、半自動回路(但し押しボタンではない)が装着された扉であると判断される。

鉄道模型において、八高・川越線の103系3000番台を再現するとき、この「取っ手」を如何に再現するかということが重要な点となる。麗の発言は、この鉄道模型における要点を踏まえているとも言える。

そしてまた、この推測はこれは過去の9女の発言における傾向(マニアックな通勤車を好む)と合致するものであろう。

また蛇足ながら、窓の形状についての説明とは、おそらくユニットサッシを巡るものであると推測される。また103系は更新工事により、客用扉がステンレス製のものに交換されたものがあり、扉の形状(ドア下部の窪みのことか?)の細かな差異について語ることは出来る。
但し扉の数については103系では語り得ないことがあり、今回の会話は103系を中心とした会話であるとの推測に留めざるを得ないだろう。


なお最後に八高・川越線103系の取っ手の拡大写真の提供を要請し、本報告の終了とする。提供が可能であれば、コメント欄を通じて連絡をされたい。但しお礼は何も出来ない。


なお、ある知人から、今回の内容について2月12日実施分の講義にて言及して欲しいという要請があった。べびプリについてより深い考察を行い、講義の形で発表することは前向きに検討中である。


追記
なお匿名掲示板にて、前回の内容における事実誤認の指摘があった。近日中に訂正したいと考えている。
posted by 東村氏 at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 主張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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