さて、とりあえず愛媛大学を退学し、隣にある県立北高校に入ることで、私の人生は本来あるべき姿に改変されると思うので、最近ストレスの溜まってきている情報統合思念体の端末氏がいたらすぐに連絡が欲しい。(決して化学さんのことではない)
もうこんな世界なんて改変されてしまえ。俺は文芸部に入って理想の人生を送るんだ。(東村氏は今日もいつもの様に精神を病んでいるご様子です。)
そんなことはどうでもいいことなので、本題に入ろうかと思う。
(本題を考える間)
さて、今日は温度の話である。
一般的にクーラーの設定温度が22℃あたりに設定されると随分と寒く感じる者だが、気温が22℃ともなれば、随分と暑く感じる者である。
まぁ以前に福岡へ行った際に博多駅前の温度計が34℃を示したときは、即座に死にたくなったものだが、松山も大して変わらず、割と平気で30℃を越えてくれる。
まぁ兎角暑いのだ。
そこで熱対策が必要になってくるわけだが、そもそもどの辺りに人間としての適温があるのかという点について考えたい。
外気温をベースに考えれば20℃前後がわりかし過ごしやすい気もするが、そこにちょっと冷えた風が当たると随分と涼しく気持ちよく過ごせる。
では、つまり人間にとって最適な気温は、20℃からちょっと寒いくらい、つまり18℃くらいであるといえるだろう。
そこでクーラーを18℃に設定して部屋で涼んでいると寒くなってきた。
おかしい、私の明晰なロジックに何か誤りがあったのだろうか?
とりあえず、もう一度考えてみたが、やはり最適気温は18℃だと思うので、クーラーはそのままに布団の中に入って見ると、温々としていて随分と心地よい。
ひとしきり、ごろごろと快適さを堪能したが、いささか喉が渇いてきたのでやむを得ず布団から出ると随分と寒い。
仕方がない。
私はおもむろに冬に着込んでいた褞袍を衣装棚(通称:官邸合同庁舎1号館)から取り出し着込むと丁度良いくらいだ。
不意に思い出したことがある。
そう言えば政府が何か厚木をして、クーラーの使用量を調整しようとキャンペーンを貼っていたことを。
あれは何と言ったか………確かナントカビズとか言う名前だった気が……
ああ、思い出した。
あれだ。
ウォームビズだ。
室温18℃に設定してウォームビズを実践すると、随分と室内が過ごしやすくなった様な気がする。
私は冷蔵庫からアールグレイのアイスティーを取りだし、ミルクで割ると、温々とした布団の中で一気に飲み干したのである。
ウォームビズファッションに包まれながら、暦はもうまもなく7月になろうとしていた。
正直、朝比奈さんはさほど重要ではなくなった。