2006年09月04日

『明日』への対話

「やぁ、久しぶりだね」
『なんだ、君かい』
「そう、また僕だ」
『今日はどうしたんだい?』
「いや、大したことじゃないんだけど、気になることがあってね」
『ほうほう、それはなんだい?』
「本当に大したことじゃないんだけどさ、限界の向こう側ってどこだい?」
『それは難しいこと聞くね』
「ああ、やっぱり」
『だが私に判らないことなど無いさ。教えてあげよう』
「本当かい!?さすがは君だなぁ」
『ははは。あまり持ち上げるなよ』
「そうだね、本題に入ろうか」
『まずは一つ一つに分けて考えてみよう』
「なるほど、いきなり核心は突けないと言うことか」
『いいかい、限界の向こう側を知る以前に君は自分自身の限界を知らないといけない』
「ふむ、じゃあ僕の限界は何処にあるのだろう?」
『僕の見立てでは君の限界は大したところにはないね』
「これは手厳しい」
『だが事実じゃないか』
「そんなにはっきり言うなよ、少し傷ついたよ」
『現実はいつも自分が厳しい環境にあることを教えてくれるものさ。そう、それは君が救いがたい致命的な欠陥といえるほど限界のすぐ傍をひた走っていることを教えてくれるくらいにね』
「つまり……つまりそれは僕が既に限界に達していると言うことかい?」
『まぁ、そういうことかな』
「ちょっと待ってくれよ。それは言い過ぎだろ!」
『だけどなぁ……』
「少しは口の訊き方を気をつけた方が良いじゃないかい?」
『じゃあはっきり言おうか。君はもうどうしようもないよ』
「どうしようもないとはなんだ!実に不愉快だ!!」
『うるせぇ、黙れ。泥水でも飲んでろ』
「泥水だと!貴様言っても良いことと悪いことがあるぞ!
 謝れ!全米に謝れ!!」
『落ち着けよ限界野郎。そんな風に短気だから君は限界だと指摘しているんじゃないか』
「君は私をバカにしているのか!」
『率直に言えばその通りだ』
「もういい!帰る!!!君の顔は二度と見たくない!!」
『おやそうかい、お疲れ様』
「君はそうやってずっと人をバカにし続けるがいいさ」
『ああ、待ちたまえ。いや、1分でいい。最後に良いことを教えてあげよう』
「なんだ!」
『今から君が行く先こそが限界の向こう側だよ』


posted by 東村氏 at 00:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
たぶん、お誕生日おめでとう
祝ってやる
Posted by アウレリウス at 2006年09月04日 22:53
おや、そうなのかな。
おめでとう。
今度また会食しましょう。
Posted by ぷろふぇっさ at 2006年09月04日 23:25
ぉ、そーなのですか。
おめでとうございます。
Posted by 雨虎 at 2006年09月04日 23:44
なんと。
おめでとうございます。
Posted by 東村氏 at 2006年09月07日 21:25
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