2005年09月16日

山陰不要論V

(b)山口論
 山口県は下関(西部)、山口(中部)、岩国(東部)、萩(北部)に分けられる。
このうち、西部は事実上の福岡県の支配領域、東部は広島県の支配領域とみなされる。
残された地域は特に秀でた産業がなく、わが国の産業成長に全く貢献していないという特徴がある。
 故に中部・北部の区別は天気予報の区分としてのみその存在価値を認めるものである。

 山陽地域に区分される東部及び西部は、瀬戸内工業地域の一部としてわが国の工業・産業的に重大な責任を担う地域であり、地勢学上の観点からもわが国の大動脈たる山陽線(JR)や山陽自動車道(JH)などが通り、国策上不可欠の重要地域である事が伺える。

 故に山口県は北部・中部と東部・西部に分割することが肝要であろう。



(c)兵庫北部論
 兵庫県は阪神大都市圏、姫路広域都市圏を中心とする山陽地域とそれ以外に区分される。
本稿で論ずるのは非神戸(陽性兵庫)地域とも言える陰性兵庫地域である。兵庫県全体を見ると国益貢献度調査(05年度経済産業白書)における、北部地域と南部地域の格差は全国でも上位に位置しており、県民感情の南北対立に拍車をかける一員となっている。

 兵庫県北部の中心都市城崎市では、温泉を中心とした観光産業が栄えているが、第2次産業の生産高は微々たるものであり、製品出荷はほとんど見込めない状況にある。観光産業という点では、既述の各県にもそれなりのものがあり、城崎温泉の存在を理由に兵庫県北部を他の山陰と別の位置づけで語ることは不可能である。
 故に観光産業以外に目立った産業のない兵庫県北部は、比較的裕福である兵庫県南部の足かせともいうべき存在となりつつあり、以上を踏まえると、広島・岡山両県に倣い、南北分立を図るべきが妥当であると結論付けられる。


(d)準山陰地域論
 京都府北部のうち、兵庫県境に接する地域(福知山-綾部ライン以西)は、準山陰認定がされている。この地域もまた、大きな産業を持っていないが、京都府北部は軍港都市舞鶴を有し、舞鶴市を山陰に準ずる地域と見做すことは、社会的抵抗も大きく、また山陰が中国地方北部を呼称するものであることも考慮すると京都府北部は山陰とすることは極めて問題があることと言える。
 然し兵庫・京都両府県境を越えたとたんに明確な変化が認められるものではなく、舞鶴地区まで行って始めてその差異が明確になる事から、この地域を山陰地方と同等扱いするべきとの説も、強く支持するグループが存在する。
posted by 東村氏 at 14:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 主張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
山口県のうち、中部は宇部・防府等を含む山陽地域に区分されると見られ、また西部は広義には山陰に区分されうるとの意見がありますが、首相の見解をお聞きしたい。
ちなみにこの地域における真の大動脈は中国自動車道であります。
Posted by omi. at 2005年09月19日 15:11
正確には山口県は3分割され、準九州地域(下関圏)、瀬戸内沿岸地域(新山口圏)、日本海沿岸地域(萩圏)となり、日本海沿岸地域のみを山陰認定することから、山口論における中部のうち瀬戸内沿岸地域は正確には山陽に区分されるのが妥当でしょう。西部は九州の飛び地認定をした方が現状にそうものかと思われます。
Posted by 東村氏 at 2005年09月21日 11:44
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