2007年12月14日

新怪奇柑橘伝説 −P・O・M−

『あのポンが1年間の沈黙を破り帰ってきた。』


1999,6 ノストラダムスの大予言が静岡県に襲いかかる。
風光明媚な浜名湖畔に大量のウナギの遺体が打ち上げられた。
浜名湖の悲劇と呼ばれるこの大量虐殺は、コイヘルペスより、子供を失った霞ヶ浦の鯉の呪いであったのかもしれない。


2002,2 京都タワーが宇宙へ向かって飛び立つ前日のこと。
「もし僕が帰って来れないとき、この八つ橋の皮を剥くんだ」
「そんなこと……出来るわけないじゃない……」
京都1300年の歴史は今、未来へ向かい新しい姿を模索している。


2004,6
第3次東村内閣が発足した。
2年ぶりに官邸の主となった東村氏は、スポンジ王国に宣戦を布告。
神戸大橋は爆破され、軍に乗っ取られたフェリーダイヤモンドから特殊工作部隊が次々と下船し、先端医療センターは戦場と化した。



新怪奇蜜柑伝説 −P・O・M−
このあと公開









私の日課は、蜜柑の皮を剥くことから始まる。
蔕を取り、みずみずしいオレンジ色に輝く蜜柑に爪を突き立て、一気に皮を引き裂いていく。
まるで断末魔をあげるかのようにに、蜜柑の皮はちぎれ、白い筋までもが丹念に取り除かれていく。
「やめろ!やめろんだ!」
彼の必死な叫び声を無視して私は皮を剥き続ける。
それが私に課せられたたった一つだけの指名であり、私をこの愛媛の地につなぎ止める足かせでもあるのだ。


posted by 東村氏 at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 妄想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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