2006年01月08日

昨年の振り返り

そういえば、昨年をまだふりかえっていなかったので、振り返ってみようと思う。

1月
・日本列島縦断初詣(04年冬コミから継続)
    リーガロイヤルホテル堺宿泊
・萌学概論
・福岡ウェストブロック会談
    マ氏松山訪問
    NT氏松山訪問

2月
・どいなか視察
・上越スキー

3月
・東海道往復旅行(上越スキーから継続)
    ホテルニューオータニ宿泊
・北海道帰省
    小樽のホテル宿泊
・24時間耐久コミケ
    Class J利用
    インターコンチネンタルホテル東京ベイ宿泊
    広島大学出張
・臨時上京
    ぷろふぇっさ氏神戸拉致

4月
・神戸門司視察(臨時上京から継続)
    門司港ホテル宿泊
    マ氏松山訪問(U)
・予讃線松山大洲間周遊

5月
・神戸ウェストブロックサミット

7月
・マクロ萌学
    皇帝松山訪問
    マ氏松山訪問(V)
    葱氏松山訪問(T)

8月
・夏帰省旅行
    高松−札幌間ANA便
・太平洋沿岸南下旅行
    仙台国際ホテル宿泊

    おみ氏松山訪問
9月
・中部環状旅行
    ホテルニューグランド宿泊
    岡山大学出張

12月
・盛岡神戸ルミナリエサミット
    岩手大学出張
    スイスホテル南海大阪宿泊
・萌学概論(再)
    前ぴー氏松山訪問
    葱氏松山訪問(U)
・インド・ネパール旅行
・05年冬コミ
    東京全日空ホテル宿泊


こんな1年でしたとさ
posted by 東村氏 at 19:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月02日

初詣

 さて12月にもなると、そろそろ来年が見えてくる時期に差し掛かった。
そう、新年と言えば欠かせないのが初詣である。
そこで今日はここ数年の初詣と来年の初詣について考えてみた。

2002年
2ch吉野家同時多発オフに参加→北海道神宮参拝

2003年
初詣しなかった。

2004年
天空の城ラピュタ鑑賞

2005年
日本列島縦断初詣敢行
1/1 明治神宮→鶴岡八幡宮→川崎大師→靖国神社
1/2 熱田神宮→伊勢神宮
1/3 住吉大社→今宮戎神社→平安神宮→八坂神社
1/4 出雲大社→厳島神社
1/5 太宰府天満宮

ふむ、こうして見るとやはり今年の縦断初詣がやたら突出しているが、まぁ仕方ない。
むしろ来年のことのほうが重要である。
さて来年はどうなることやらと考えてみたが、どうせコミケがあるから正月は東京で迎えることになるだろう。
そして諸々の事情故、体力が大幅に消費されているはずであるので大旅行は差し控えたい。

このようなコンセプトを踏まえると、今年の初詣は以下のようになる。

24時間耐久初詣 〜Temple2006〜
関東屈指の名寺、浅草は浅草寺から成田山新勝寺、そして川崎大師を経て京急ユーザーの聖地品川は泉岳寺を24時間で回れるだけ回ろうというステキ企画。
今年も御利益相乗効果で死なない程度に楽しい一年を。
時間に余裕があれば高畑不動だって回っちゃうぞ!

うん、去年と何も変わらない。
やってることは同じである。
だが、それがいい。
これが私の来年1年を象徴する最初のイベントとなるのだから。
posted by 東村氏 at 02:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月30日

口癖

さて、米が炊けるまで幾ばくか時間があるようなので、日記を更新してみよう。

 最近、私はしきりにうぜぇーというワードを連呼しているらしい。
いやはや、全く以て本末転倒な指摘である。
このうぜぇー自体は私の高校の先輩にして、片栗粉X普及に一役買ったある名スレの>>1の言葉である。
 つまり、最近になって急に使うようになった言葉ではないのである。
むしろ謀叛という言葉の方がよっぽど多用しているくらいだ。

 しかし現実としてそのような指摘があった以上は、客観的に見ると私はうぜぇーという言葉を急に使うようになったのかもしれない。
そこでその理由について米が炊けるまでの僅かな時間で考えてみることにした。
ちなみに今日のおかずは、UNA(鰻)の予定であったが、近所のスーパーにUNI(海胆)が入荷していたのでUNIである。発音はユニとして頂きたい。
 蛇足ながら、UNKとするとUNKOの短縮隠語となるので十二分に注意して欲しい。

 さて、うぜぇーが多用される理由に関連する考察である。
一般的に言って言葉遣いが変わるときは、生活スタイルに大きな変化が生じたか、誰かの口癖にインスパイヤされるときが想定される。
ここ数日の自分の生活を振り替えってみる。




……むむむ、なんだか分かったような気がしてきた。

 最近私は、魔法少女リリカルなのはA's(OHP)を鑑賞している。
当初は無印を鑑賞し、高町なのは(9歳)に萌え、先週前半に至っては自分自身が実は小学3年生ではないかという妄想と現実を混同しかけたりしていたが、話が進むにつれ私の萌えの対象はフェイト・テスタロッサに移り変わってきた。
 そもそもフェイトは何故にこんなにも萌えるのか?
それはおそらく彼女がある種のクーデレ的要素とツンデレ的要素を兼ね備えた逸材だからなのであろう。
 嗚呼、私もバルディッシュになりたい。ああ、そうだ。私はアレだ。
フェイトちゃんの使い魔だ。
……いや、違う。そんな妄想の世界に逃げている場合じゃない。
時空管理局執行官の私としたことが、ついつい現実から逃避してしまった。

ちょっと落ち着かねばならない。
チビ苺、ちょっと紅茶を煎れてくるですぅ。

 さて、こうして私は薔薇乙女と共に過ごす現実世界に無事に帰ってきたところで、話を続けよう。 
A'sもチラチラと見ているのだが、どうもあの紅いゴスロリことヴィータに萌えの関心が移りつつあるのだ。
いや、もちろん私はフェイトちゃんに最萌えではあるのだが、それとはまた別の次元でヴィータにも萌える部分があるのだ。
もうここまで述べれば賢明なる読者諸氏はお解りであろう。
単に私にヴィータの口癖が伝染しただけのことであった。

ふむ、だがよくよく考えるとヴィータはうぜぇと言ったことはなかったような気がする。
まぁいいだろう。
全米が炊けた。(C)俺まぴょそ

では私はUNIを食するとしよう。
posted by 東村氏 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月31日

東村言語体系

 読者諸氏もご存じの通り、私の用いる言葉は普通の人になじみの薄い物ばかりだ。
そこで今日は、私が良く口にする言葉について簡単に解説を加えてみたいと思う。
 東村言語体系は氏が浪人時代に性格が歪み始めた辺りから顕著に見られるようになった。
特に愛媛に移転後はその傾向が激しくなり、さらにスポン語の影響を強く受けつつ現在の
ものに至っている。

※例示の部分においては、当該の言葉の使用部分を”〜〜”で表す。

ウーペ【ウゥペ】
UPFGのUP部分をドイツ語で発音したもの。東村氏自身を差すときにも用いられる。
例:〜〜よ、食事に行きませんか?

うひょい【うひょい】
スポンジ語を語源とし、何か良いことがあったことを表すのに用いる。

官邸【かんてい】
東村氏の家を指す。11月より民営化され、ロイヤルウーペ(ロイヤルウーペを参照)となった。

新快速【しんかいそく】
東村氏が自転車で全速力走行している状態を指す。
例:また〜〜しよるーーー

政府専用機【せいふせんようき】
東村氏の自転車の通称。政府専用機というネーミングながら、早さは鉄道の種別を用いる。

萎え【なえ】
スポンジ語を語源とする。物事に失敗したときなど使う

ネルモア【ねるもあ】
ティッシュのエルモアに引っ掛けて作られた造語
就寝の意味

忍者の罠【にんじゃのわな】
思いがけない失敗や、ミスを誘発する要素に対して用いる。
単に”罠”とだけ用いる用法もある。
例:ああくそ、〜〜かよ!!

ヒャッホゥ【ひゃっほう】※発音は裏声
喜びや良い機嫌を表す

ふろり【ふろり】
入浴宣言。りが語尾につくのはロリにつながるから

不愉快【ふゆかい】
東村氏が機嫌を損ねた状態
例:〜〜だ!!(机を拳で叩きつつ)

不快【ふかい】
東村氏が機嫌を激しく損ねた状態
例:〜〜だ!!!!(机をバンバンと叩きながら)

謀反【むほん】
東村氏に対し、反抗的な態度を取った人物にたいして投げかけられる言葉
例:君ぃ、今の発言は〜〜かね?

ロイヤルウーペ【ろいやるうぅぺ】
官邸(官邸を参照)が11月1日より民営化された後の名称。
東村氏の自宅を指す。
正式名称にはロイヤルウーペホテルインターナショナル東村。
例:じゃあ今日の12時に〜〜に来てくれ。
posted by 東村氏 at 22:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月28日

第19次東京旅行記3話バタフライ効果

彼はゆっくりと立ち上がると、窓の傍へと歩み寄った。
夕陽で街が紅く染められていた。

……それはとても綺麗で、何もかもが燃やし尽くされているような感じがした。

彼は窓を背に、私の方へと向き合った。
逆光に彼のシルエットが浮かび上がる。

「薄々は判っていたんだ。もう限界だと言うことが」

幾分か高い背、痩せていると言った表現が似つかわしい華奢な影。
その足下には、パソコンが入っているかのような鞄。

「思い違いだったのさ。『まだ行ける』ってね……でも現実は違っていた。限界は案外早く来た。歪みは生じてしまった」

彼は無造作に足下の鞄を取り上げると、蓋を止めてなかったのかパタリと開いて、中から色んなものがバラバラと散らばり落ちた。

「誰が悪いという訳じゃない。時期が来ただけのこと。いわばこれは必然の結果だった」

まるでその様子は……
彼がゆっくりと崩れて消えていくかのような感じがした。

でも……何故松山を抜け出した?
一体、彼の身に起きた出来事は何なんだ?

遥か彼方の東京で、何を為そうと彼は……

まだ、何も見えてこない。
posted by 東村氏 at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第19次東京旅行記2話Bパート

 蓋のない、口の開け放たれた鞄。
その中には一冊の本と僅かな衣類。そしてポンジュースの菓子(グミ)……

 まるで近所にでも買い物に行くかのような風体で、私は東へ東へと旅を続けているのだ。
岡山から幾分か込み入った電車は、雨が降り続ける中を走って行く。
途中駅で徐々に遅れていく。
 ―――おいおい、勘弁しておくれ……
次の列車はたった1分の接続時間しかないのだから。

 結局終着の相生に到着した段階で4分遅れ。
隣のホームには新快速電車223系2000番台4連京都方面野洲行が待っていてくれた。
新快速はスピードを上げ、どんどん進んでいく。
程なく姫路に着き、前よりに8両が増結された。
遅れは2分取り返された。
 しかし依然として遅れを抱えたまま、ステンレスの箱は民鉄や快速を追い越しつつ先を急ぐ。
 ―――ははは、山陽電鉄のなんと遅いことか!
阪急マルーンを軽い足取りで追い抜くと、特に何をしたという訳でもないが、自分は選ばれた早い人間だと錯覚すら覚える。
 ―――阪急ユーザーの愚民どもめ。私は君より先に梅田に着くさ!
だがそんな想いも、山陽新幹線こだま号に抜かれて夢と散った。

 京都を出て、山科を超え、琵琶湖をかすめて野洲に着く。
遅れは何故か7分くらいに増えている。
 だが1分接続の予定の米原行各駅停車221系6連は待っていてくれた。
のろのろと歩みを進める速度が目に見えて落ちていった。
しかし不安が残る。
次の米原で乗換予定の浜松行新快速もまた、接続時間は1分。
しかもこの列車はJR東海の運行だ。
JR西日本の列車の到着を大人しく待っていてくれるだろうか?

 米原が近づいてきた。
車窓右手に保存された新幹線試験車は、珍しく中の灯りが付けられ、一般公開がされているようだ。
相当気が引かれたが、時間はない。
先を急がねば。

 ホームの反対側には313系6連が止まっている。
待っていてくれたのだ。
米原着の各停からの客を飲み込むと、電車はすぐに動き出した。
posted by 東村氏 at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月27日

SWAL

※ 今日の投稿は面白くない。

 さて、JTA(Japan Transocean Airlines)という航空会社がある。
その名は、元々南西航空として沖縄島嶼部をベースに活躍していた日航系の会社である。
なぜ唐突に南西航空について語り出したかというと何のことはない、雑誌で南西航空の写真を見たからである。

 南西航空のオレンジ色のデザインは強烈なインパクトを与えた。
しかしその地域密着型の航空会社故、使用機材は精々BOEING737(130名級)が最大で、主役はYS11(64名)といったところであろう。
 ところろが、南西航空がJTAに名前が変わる直前に、JALのBOING767を南西航空のフルカラーで使っていた時期があった。
僅か10ヶ月程度のことであったが、当時購読していた専門誌に写真が掲載されたときに私は大層驚いたものであった。

 なんとなく、南西航空について話してみたかったので、他には何もない。
posted by 東村氏 at 01:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月20日

解説『国家非常事態宣言』

 この小説は、事実をもとに構成されたフィクションである。
監督の東村氏は、実際に国家非常事態宣言が発令された松山の街の中を精力的に取材し、この大作を書き上げたものである。

 そもそも内容の解説の前この作品のモデルとなった事件の紹介をしよう。
この『国家非常事態宣言』は、2005年10月に起きた事件である。(参考資料
あるブログの持主の、眼鏡が壊れ「国家非常事態宣言」が発令された。
これは12時間後には回避された訳だが、果たしてその裏で何が起こっていたのか。
この作品は真実を雄弁に語っている。


 兎に角、この作品は限りなくノンフィクションに近いフィクションであるのだ。
これからの東村作品に期待したい。
(文芸評論家・秋葉原大学教授 鳩宇 聡)


関連:デポットとは?







STAFF




監 督
東村 光



脚 本
東村 光




出 演
パムパム君  hanma
Formula  たかし
れだ  SHIOKAZE98
東村 光


拡大大宇宙大帝国絶対永久皇帝




帝国宇宙軍最高司令長官・帝国大元帥(軍曹)





Special Thanks
加藤 聡



製作・著権
(C) UPFG International 2005
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2005年10月14日

第19次東京旅行記2−雨の東海道−

□ ReazonU///


「きっかけは些細なことだった……」

彼の独白が始まる。

「君も覚えているだろう?前回の旅行を。全ての始まりはあの時最後に訪れた街にあったんだ。」

前回の旅行……
ああ、9月に行った中部日本環状旅行のことか…
そして最後に訪れた街……?
岡山か……!!

私は静かに頷くと、彼は話を続けた。

「そう、あの岡山で起きた小さな事件が、私が今回どうしても東京に行かないといけない理由になったんだ。
こんな結末は誰にも予想出来なかった。無論それはこの僕自身もだ。
突然の上京、それが何を意味するか……君なら判るだろう?」

……ゴメン。
判らないんだ。
私には、どうして君が東京に行かないといけなかったのか、その理由がどうしても判らない。

もし……
私が真実を、君が旅に出ることになった真実を知ったとき、一体何が起こるのだろう?

私は無言で続きを促した。





□ TransitU///

坂出駅で待つこと10分と少々。
東からステンレスボディを輝かせた列車が到着する。
扉の傍に並んでいた乗客達を慌ただしく飲み込むと、列車はするりと駅を抜け出した。
どこまでも続く高架橋。
その上を滑るように、まるで空を飛ぶように。

気がつけば海の上。
曇り空に切りに霞む海。
行く手には、海とその向こう岸に浮かぶ山が見えた。

長いトンネルを幾つか潜ると列車は街の中へと差し掛かる。
大きな街並みが広がる中を、次第に西から来る別の線路が近寄ってくると、列車は岡山駅に到着した。

おお、岡山。
かつて虚無の中のスポンジはこの岡山をオカヤンマーニと表したが、まさしくその通りである。
何をするのでもなく、ただ列車を乗り換えるだけの中継地点。
そして、あの悪夢の生まれた場所でもある。

私はふと、自分の手元に目をやった。
そこには東京の同人誌即売会で買い求めた鞄がある。

posted by 東村氏 at 01:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月13日

第19次東京旅行記

□ Reazon///



問いかけられた言葉。

「なぜ、あなたは、東京へと旅立ったの?」


彼は黙している。


「……どうして、松山では……ダメなの?」


彼は不意に顔をあげた。
じっと私の瞳を見据えている。

開け放たれた窓から不意に風が吹き込み、カーテンを揺らした。

「それは………」

彼はようやく言葉を紡ぐ。
その明かされなかった突然の旅立ちの理由について。
私はただ、彼の次の言葉を待つばかりだった。




□ Departure///

朝6時。
私は政府専用機(自転車)にて、松山駅を目指していた。
左手の手首には、かつて東京で買い求めた銀色の時計が正確に時を刻んでいた。
蒼い表示板に細い二本の針。
私はちらりとその思い入れのある腕時計に目をやる。
―――ああ、間に合わない。

駅の改札口に到着する。
すると、乗る予定の普通列車がゆっくりを駅のホームから滑り出していった。


ベルがホームに騒がしく響いたかと思うと、かすかな振動とともに扉が閉められた。
高松・岡山行特急しおかぜ・いしづち号の車上の人として、私は曇り空の松山駅をゆっくりと後にする。
リクライニングシートをゆったりと倒し、ポンの工場を右手にどこまでも広がる海を左手に眺めながら、旅の道連れとなった2人と共に、乗り遅れた普通列車を追いかける。
こんなとき、――そう、列車に乗り遅れたとき―私は四国の鉄道に大きな感謝をする。


だって、この単線のおかげで私の乗る特急は、伊予北条駅で普通列車に追いつくのだから。




□ TransitT///

越線橋を登ると、南側に松山の街並みが広がっているのが見えた。
私がここまでに乗ってきた特急列車の姿はもう無い。
赤いテールライトの光の尾を残して走り去っていった。
私は3番線に取り残された普通列車に乗り込むと、中に不意の先客がいた。
――大学の後輩である彼と、偶然の出会いに驚いているうちに普通列車も伊予北条の駅を後にした。

列車は東へと走ってゆく。
途中の駅で、後ろの車を切り離し、身軽になった列車は四国の自然の中をゆっくりとゆっくりと進んでゆく。
いつ終わるとも知れない普通列車の旅。
各駅ごとに地元の人の乗り降りがあって、その地域に根付いた郷土の心が感じられる。
そんな旅を期待していたのに……

ここは四国。
そもそも人の乗り降りそのものが無いんだ。


ずいぶんと長い時間を走った気がする。
いつしか時計の短針は、はるかに高いところまで上がってきていた。
朝10時。
列車はようやく終点多度津へと到着した。

ゆっくりとゆっくりと走った列車は、最後までゆっくりだった。
さて、乗換えだ。
ゆっくり乗り換えようと思ってたが、どうやら私は甘すぎたようだ。
列車の到着が10:02.
次の列車の出発が10:03.

慌しく、反対側のホームに止まっている列車に駆け込むと、すぐに扉が閉まり列車は多度津の駅を後にした。
posted by 東村氏 at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月01日

阪神優勝

 最初に断っておくが、私は野球については完全な素人である。
また、野球を含むスポーツ全般について、殆ど日常的には関心を有さない人である。
 
 先日、阪神タイガースが2年ぶり5度目(セ・パ分裂後通算)のリーグ優勝を果たした。
元来野球に疎い私ではあるが、様々な方面からその話は入ってきた。

 このとき、ふと去年を回想してみた。
昨年の優勝は中日ドラゴンズである。
うぅーむ……
どうしてだろう?
あまり去年はセリーグの優勝でここまで大きな騒ぎにはならなかった気がする。
 その前年、2003年は阪神が十数年ぶりに優勝し、日本中が大騒ぎだった記憶がある。
ふむ。

 そういえばもう一つのプロ野球、パリーグはどこが優勝したのかと、思い出そうとしたが、想い出せない。
オリックスとバッファローズの合併話や新規参入の印象の方がよほど強いくらいだ。

 つまり纏めると、阪神の優勝だけが強くクローズアップされるという印象になる訳だ。
何故だ!?
なぜ阪神だけがここまで大きく日本中で取り上げられるのだろうか?

 このような阪神ブームとも言うべき空気が出てくると、にわか阪神ファンが増えるものである。
普段はそんなに阪神を特に応援していた訳でもないのに空気に載せられて、変に喜んだりする連中が目に突き出す。
はたして他の球団ではそんな現象は起きるだろうか?

 こうして考えると阪神優勝というのは非常に珍しい現象を日本社会に引き起こすものなのだろう。
そして、それは阪神タイガースがユウする全国に散らばる熱心なファンの応援の賜物なのかもしれない。

 だが、私自身、阪神が優勝すると嬉しかったりする。
ああ、そうか。これが阪神タイガースの魅力なのか。
なんとなく納得出来た気分になった。

BGM:六甲おろし(2000VER)/ジャパン・ヴィルトォーゾ・シンフォニー・オーケストラ



ところで、
posted by 東村氏 at 22:15| Comment(5) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メイド喫茶(後編)

 前回は松山のメイド喫茶についての前振りだけで終わってしまった。
と、いうことで前編の記事を読んでいない読者諸氏は是非とも先に前編を読んでから本記事を読んで欲しいと思う。

 では早速、本題である松山に先日オープンしたメイド喫茶のレビゥ記事を書かせて貰おうか。
 松山の紀伊國屋書店の向かいのビルの5階にそのメイド喫茶はある。
1階は居酒屋が入居しており、奥まったところにあるエレベーターを用いてしか喫茶店には到達出来ない。
なかなか一見の客は入りにくい感じがしない訳でもないが、秋葉原のヲタショップなんてそんな立地のものばかりだ。
そう考えるとヲタ産業の一翼を担うメイド喫茶は余り立地にとらわれることのない特色ある産業と考えることが出来るのだろう。

 さて、またもや前振りだけで記事が終わってしまいかねないので、いい加減に本題に入らさせて貰おう。
 まだメイド喫茶を訪れたことの無い読者諸氏にとってはもしかしたらこの記事はネタバレになってしまうかもしれない。
 また前編を読まずに、こちらの方を読んでしまうことは、筆者の意図する点でもないので、ここから先は、下のリンクを踏んで読んで欲しい。
いささか面倒ではあろうが、御理解をお願いしたい。
  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
クリックしろ
posted by 東村氏 at 02:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月28日

僕の海軍省

 2ちゃんねるを彷徨っているとこんなスレを見つけた。



ああ、私にもそんな想い出があるなぁ。
あの懐かしき高校時代を思い出す。

 然るに成長しても、子供の頃の心を忘れない人は総じてステキだと思うが、その理論によるならば、未だに風呂に入るときに戦艦のプラモを片手に入りたいと思っている私は間違いなくステキな人間なのだろう。
 いや、本題はそんな事じゃない。
このスレッドの皆々様は、子供の心を持ちながら、大人の財力と知識と技術を総動員してさながら、映画のロケを行うが如く、全力を投入して風呂に浮かべる精密なプラモデルをお作りに鳴られている方々だ。

 これは見習わねばなるまい。

 よくよく考えれば、松山に移転してから手がけたプラモデルはマイナーなTU144と、Bトレインショーティーの小田急50000型VSEのみ…
封神演義でいうところの工夫(クンフー)が足りない状況にあることは一目瞭然である。
故に私は、艦船のプラモデルを購入し組み立て、官邸(自宅)の大浴場(ユニットバス)で走らせなければならない。
 そう、いわばこれは私に課せられた義務だ。
基礎物理学(もしくは浮力工学)に関する基本的教養レベルの知識を有すること企業の新卒学生に対する関心ランキングに入っている(内外通信社調べ)ことを考慮すれば、年相応の取り組みとも言えるが。

では今からちょっとトイザらスへと行って来ることにしよう。
posted by 東村氏 at 13:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月27日

名馬と呼ばれた馬と、わたくし。

 さて、日本競馬史を紐解いてみると何頭もの名馬に出会うことだろう。
今日はある一頭の馬に纏わる東村氏の、ちょっとしたエピソードを紹介したいと思う。

 始まりは1枚の写真だった。
先日、大学の知人が北海道を旅行したらしい。
で、その時の写真を圧縮して一括で貰ったのだ。

 私が高校・浪人時代によく出入りした札幌駅南口ステラプレイスをバックに大学の友人が写真に収まっている姿は、どこか違和感を感じない訳でもないが、まぁいいだろう。
そんな写真が何枚も続く。
そして最後の幾枚かになったとき、私はある一枚の写真に目が釘付けとなったのである。
 これは日高の牧場で撮られたのであろうか?
馬の写真の続いて中の一枚であった。

 そこに写っていたのは綺麗に手入れがされた馬の墓標であった。
大変立派な様子である。
この写真からだけでも、この墓に眠る馬が当時は絶大な人気を誇る馬であった様子が伺える。

では早速撮影者に無断でその写真を読者諸氏にも御覧頂こう。

point1.jpg

ぉぉぉおおお。
なんという事か。
凄い名前である。

チ ン ポ イ ン ト 号

よくぞ付けた名前だ。
 そうか、きっとこの馬は珍名馬として絶大な人気を誇り、今はその生前の功績(名前による)を讃えてここに眠っているのだろう。

 私はこの名前に大層感銘を受け、この写真を手当たり次第でメッセで知人に送りまくったのである。

事例1
[02:00:10] "2005_09260086.JPG" の転送が完了しました。
[02:00:46] しおかぜ98号◆岡: うは
[02:01:00] 東村◆大学選択の過ちは人: この名前はクオリティ高いよ
[02:01:13] しおかぜ98号◆岡: ポイント高いですな
[02:01:23] 東村◆大学選択の過ちは人: 全くだ
[02:01:55] * 東村◆大学選択の過ちは人生の過ちに直結は名前を名馬チンポイントに変更しました。
[02:02:12] しおかぜ98号◆岡: w
[02:02:30] 名馬チンポイント: インスパイヤされましたよ
[02:03:29] しおかぜ98号◆岡: チンポイントかテンポイントかよくわからなくなったなw
[02:05:29] 名馬チンポイント: 検索したらテンポイントだった
[02:05:43] しおかぜ98号岡: 検索しないでくださいよw
[02:06:51] 名馬チンポイント: 萎えた
[02:06:57] 名馬チンポイント: チンポイントじゃないのか…
[02:07:00] しおかぜ98号◆岡: 有名だし
[02:07:10] しおかぜ98号◆岡: てかマジで間違ってたんですね
[02:07:17] 名馬チンポイント: うん
[02:07:20] しおかぜ98号◆岡: ネタだと信じてたのに
[02:07:28] しおかぜ98号◆岡: いっそう萎えた
[02:07:41] 名馬チンポイント: 素でチンポイントだと思った…
[02:07:54] しおかぜ98号◆岡: ・・・・・・・・・・・どうコメントすればいいのかおrz
[02:08:22] 名馬チンポイント: ……笑えばいいと、思うよ
[02:08:34] しおかぜ98号◆岡: 笑う気にもなれんほど萎えた
[02:08:59] 名馬チンポイント: 誰にでも間違いはあるさ
[02:09:17] 名馬チンポイント: 俺だけじゃない、まつい君にも、そう見えたんだ
[02:09:45] * 名馬チンポイントは名前を[恥] ×名馬チンポイント ○名馬テンポイントに変更しました。
[02:10:00] しおかぜ98号◆岡: まじっすか
[02:10:10] [恥] ×名馬チンポイン: 私たちは馬鹿です

事例2
[01:52:53] "2005_09260086.JPG" の転送が完了しました。
[01:54:15] hanma@ひとつ人より: つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
[02:12:42] hanma@ひとつ人より:テンポイントにしか見えない件について
[02:13:11] [恥] ×名馬チンポイン: 嘘だッ!!!
[02:14:17] hanma@ひとつ人より:(´・ω・)カワイソス
(ここで別窓が開く)
[02:14:17] 七代目かとそ@りかーど@: カワイソス

 ああ、なんと言うことだ。
まさしく悲劇。
ちょっとした光の加減でテがチに見えてしまったばかりに、私はまたかかなくても良い恥をかかされるハメになってしまったのか。
 チンポイントとテンポイント。
ちょっとした違いがここまで大きな差になるとは一体誰が予想しただろうか?
そう、これは事故。
誰にも防ぐことの出来ない、悲しい事故にすぎないのだ。

 だが、あんまり。
あまりにもあんまりすぎる。

 名馬チンポイント号は今日も私の胸の中を元気に駆け回っている。
posted by 東村氏 at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 総務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする